Docro Factory バイク整備部門

こんばんは。

今日も深夜に失礼つかまつる。

Docroでございます。

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また特殊工具が増えました。サークリップ・プライヤー。

開くパターンと閉じるパターンに対応が可能です。

なぜ3つあるのかは,ちょっと違いが分からない(笑)

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無事に,そして想定通りに抜けました。

よかった。

ここまでできれば,自分が思っていたイメージ通り。

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サークリップは再利用できそうだったけど,安い部品だし。

で,肝心のシャフトは高めだと思ったけどシールも1つついてくるんだね。

なら,それほどの値段じゃないかも。

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まずは,ケロちゃんの完成でクリップ留め完了。

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買い置きしてあったシールと比較したら14と9で数字が違ってた。

これまた対策品に変わったのかな。

買い置きじゃない方を使うことにする。

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やっぱりすんなり入れるのは難しい。

ここは専用工具があって,シールが傷つかないようにするキャップみたいなのがあることを海外のサイトで知ったんだけど

とりあえず

ホムセンに行って奥行きのあるしゃこ万を買って再チャレンジ。

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で,

前回はソケットをハンマーで叩いて無理やり入れたんだけど,

今回はちゃんとしたサイズをあてがって,圧力をかけて挿入した。

シャフトのサイズと,工具の穴のサイズが合うか心配だったけど,穴の方が若干広くてバッチリ使えました。

 

ウォーターポンプのカバーを閉める途中で気付いた。

あれ。

確かこの中のボルトを一本外した記憶が…。

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危ない危ない。やっぱり穴がぽっかり開いたままだ。

オイルを入れてから気付いたら,オイルまるまる捨てる羽目になるところだった。

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デジタルトルクレンチで7くらいにしてボルトを締めた。

それでも強すぎたか?

この後,乳化の実態を確認してしまったので

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買い置きしてあったフラッシングをしてみる。

すると

抜くときに黒くて巨大なものが出てきてびっくり!

直径2センチくらいの固まりだった。ぎょえ~~って感じ。

で。

つかみ取ってみようとしたらつかめなかった。

黒い何らかの細かい物質の集合体だったみたい。

どこに溜まってたんだろ…。フラッシングして良かった。

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じゃ,ホントのオイル交換と行きますか。

入れすぎは足りないことよりも悪いという情報を聞き知っていたので

あえてMAXラインよりも下げて注入。

フロントを50センチも上げて注入しないといけないというクーラントは,

何度もエンジン始動→クーラント注入の繰り返しで入れて行った。

これは,今後もチェックと注入が必要になると思う。

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とりあえず,作業は無事に終了(のはず。)

油圧警告灯の点灯は無し。

エンジン音も打音は無し。

調子がいい時のエンジン音に戻った。うれしい~♪

 

後はサイドカウルやバッテリーまわりのアンダーカウルを装備すればいいだけなんだけど

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とりあえず,オイルやクーラントの漏れがないか調べるために,段ボールの上に置いておく。

どうか,嫌なシミなど落ちていませんように。

いろいろ細かな消耗品も買ったんだけど,ここは何度か交換する羽目になりそうだから

部分的に再利用で済ませちゃった。

今度は2年くらいもってもらえると嬉しいな。

その時は,一緒にクラッチ交換かな~。

 

土曜日に試走できますように。

試走で,漏れとか有りませんように!

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Docro Factory バイク整備部門

こんにちは。

今日は天気がよかったですね。

何より,雨予報が転じての快晴は最高であります。

ただ,もはや肌寒さを感じるお盆が過ぎた8月は,道北で「秋」と呼ぶ人もいます。

ちなみに私は「秋は10月から」です。

9月は「夏」です。

まだ8月です。

さて。

そんな爽快な快晴の日,私はバイク整備を担当しておりました。

担当のDocroでございます。

本日は,オイル交換後1000キロ弱を走ったバイクのオイル交換でございます。

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このバイク,オイルを抜くのに

ドレンが2カ所。

金網フィルターが2カ所。

オイルフィルターが1か所(これは普通)。

合計5カ所も開けてきれいにしてあげないといけませんので,オイル受けがたくさん必要です(笑)

で,オイルを抜いて廃油処理箱にまとめてみました。

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あれ?

プレデターの血だ…。

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ってな訳で,前回は相当な時間を要したウォポンの羽根車とシールを

20分くらいで意外とあっさり突破。

シールは再利用できない方法(木ネジ差し込み方式)で抜いたので後戻りはできません。

さて。

なぜ1000キロ弱でオイル交換をしたのかというと,

先日の知床豪雨ツーの走行後整備で再びエンジンの打音が発生し,

油圧警告灯も点滅表示されるようになったのです。

「赤男爵でリザーブしているオイルとは合わないのかな?」

と,純正指定のオイルとエレメントを入手してあったのですが,

やはり冷却水の混入があったことを廃油処理の箱で確認できてしまいました。

原因はおそらく

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前回,素人整備で交換したシールの組み方が悪かったのでしょう。

大事なシャフトに深い溝が…。

こすれて光って,肉眼ではわからないけど外径が0.1mm減っているというレベルではなく

明らかに溝が彫られております。触る前に見ただけで分かります。

シャフト交換を決意しました。

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トリッカーのクラッチ交換をした経験が生かされます。

そうです。

明日のツーリングにはこれで参加できないことになりました。

で。

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なるほど。明らかな乳化の跡が見受けられますな…。

オイルラインへの冷却水混入が原因ということでいいですね。

ウォーターポンプの裏側にケロちゃんがいた。

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やぁ。

そのクリップを外せば,君のど真ん中のシャフトは抜けてくれるのかな?

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シールの10番とシャフトの14番は部品番号が変わっています。

まぁ,

これくらいの作業量なら1年に1回くらいは我慢できる。

ただ,

毎年この周辺の部品代が必要なのは痛いなぁ。

2年に1回くらいだとありがたいんだけど…。

つづく。

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