Docro Factory バイク整備部門

こんにちは。

今日は天気がよかったですね。

何より,雨予報が転じての快晴は最高であります。

ただ,もはや肌寒さを感じるお盆が過ぎた8月は,道北で「秋」と呼ぶ人もいます。

ちなみに私は「秋は10月から」です。

9月は「夏」です。

まだ8月です。

さて。

そんな爽快な快晴の日,私はバイク整備を担当しておりました。

担当のDocroでございます。

本日は,オイル交換後1000キロ弱を走ったバイクのオイル交換でございます。

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このバイク,オイルを抜くのに

ドレンが2カ所。

金網フィルターが2カ所。

オイルフィルターが1か所(これは普通)。

合計5カ所も開けてきれいにしてあげないといけませんので,オイル受けがたくさん必要です(笑)

で,オイルを抜いて廃油処理箱にまとめてみました。

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あれ?

プレデターの血だ…。

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ってな訳で,前回は相当な時間を要したウォポンの羽根車とシールを

20分くらいで意外とあっさり突破。

シールは再利用できない方法(木ネジ差し込み方式)で抜いたので後戻りはできません。

さて。

なぜ1000キロ弱でオイル交換をしたのかというと,

先日の知床豪雨ツーの走行後整備で再びエンジンの打音が発生し,

油圧警告灯も点滅表示されるようになったのです。

「赤男爵でリザーブしているオイルとは合わないのかな?」

と,純正指定のオイルとエレメントを入手してあったのですが,

やはり冷却水の混入があったことを廃油処理の箱で確認できてしまいました。

原因はおそらく

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前回,素人整備で交換したシールの組み方が悪かったのでしょう。

大事なシャフトに深い溝が…。

こすれて光って,肉眼ではわからないけど外径が0.1mm減っているというレベルではなく

明らかに溝が彫られております。触る前に見ただけで分かります。

シャフト交換を決意しました。

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トリッカーのクラッチ交換をした経験が生かされます。

そうです。

明日のツーリングにはこれで参加できないことになりました。

で。

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なるほど。明らかな乳化の跡が見受けられますな…。

オイルラインへの冷却水混入が原因ということでいいですね。

ウォーターポンプの裏側にケロちゃんがいた。

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やぁ。

そのクリップを外せば,君のど真ん中のシャフトは抜けてくれるのかな?

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シールの10番とシャフトの14番は部品番号が変わっています。

まぁ,

これくらいの作業量なら1年に1回くらいは我慢できる。

ただ,

毎年この周辺の部品代が必要なのは痛いなぁ。

2年に1回くらいだとありがたいんだけど…。

つづく。

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